北の玄武

北に大きな山があり、そこに住まうは玄武。

玄武は古来より守りの要として定義されている。

中国史においては北は異民族の地であり、

その守りは山が一番役に立ったからだ。

また、寒波がやってくるのも北からであり、

山脈が寒波を防ぐという意味もある。


また、山に水神である亀を置いたのは、

雪解け水がふもとに降りて川となるからだ。

その水は命を生み、はぐくむ。


亀の姿は「長寿と不死」の象徴、

蛇は「生殖と繁殖」の象徴で、

北に山がある土地は長く繁栄することを表す。

山の南麓に家を建てればいいというものではない。

炎石の風水譚

世の間違った風水感を正し、真の風水を説く

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